
腰痛
ようつう
当院に来院される方の症状で
腰痛は肩こりに次いで多い症状です。
私も昔に、真っ直ぐに立てないぐらい重度の腰痛経験
がありますが、腰痛は少しの生活上の動きでも痛みが走り
不安になり心も折れるくらいつらいものですよね。
こんな症状はないですか?
子供を抱っこするとき腰に痛みが走る
朝起き上がるとき、鈍痛のような痛みがある。
長く座ってると立ち上がるとき、痛い。
怖くて腰を反らすことはできない。
病院で検査をしたら椎間板ヘルニアによる腰痛だからしょうがないと言われた。
このような症状を訴えられる方が当院にもたくさんいらっしゃいます。
また最近のTVや雑誌、インターネットでは「腰痛の原因は…だった!」
「…をすると腰痛になる!」などと色々な情報が飛び交っています。
ここまで様々な情報があると、何が正しいのか?、何を信じれば良いのか?、
わからなくなってきてしまいますよね。
それではなぜ、このような様々な情報が飛び交うのでしょうか?
それは、いまだに腰痛の決定的な治療法がみつかってないからです。
日本より腰痛の研究がすすんでいるヨーロッパのガイドライン
(日本でも2012年に最新のガイドラインが発行されました)
では、85%の腰痛の原因は特定できないと書かれています。
何を信じればよいのか?
やはり客観的なデータとして信頼できるのは 「ランダム化比較試験」
で立証されたものになります。
このランダム化比較試験とは「二つ以上のグループを比較する実験」ですが、
「本人達には伝えずに、ある条件のみを変えて経過を見ていく実験」です。
世界中でこの実験にて数多くの事実が分かってきています。
上記に示した「腰部椎間板ヘルニア」に関してもそうですが、
ガイドラインにも書かれている世界でスタンダードな考えとなっている
以下の事も実験を通してわかってきたことです。
○85%の腰痛の原因が特定できない
○腰痛は自然に治癒するものである
○腰痛には心の問題も関係している(ストレス)
○安静にするよりも「動いた方」が治りが早い
さらに、手術は長期的にみて保存療法との改善率の差はない、
など、ビックリするような結果も出ています。
腰痛は自然に治ってしまう例もたくさんありますし、
「治療しましたよ」と安心させてあげるだけでも
腰痛が改善していく、という実験データもあり、この
「ガイドライン」を知ってもらうのも私たち治療家の役割になってきています。
当院でできること
当院では、まずは詳しくお話しを伺い、経緯をを把握することによって
「腰痛」の原因が特定できる残り15%の腰痛かを確かめます。
病気原因となる兆候が少しでもある場合は、専門の
医療機関での受診をお願いしています。
それ以外の腰痛は靭帯や筋肉の炎症によるものが多く、炎症の
原因は骨盤を中心とした骨格の歪みによるものが大きいです。
しっかり検査し、数種類のカイロプラクティックテクニックを使って調整します。